外壁は、住まいの印象を大きく左右する重要な要素です。
年月が経つにつれて、雨風や湿気の影響で外壁に苔が生えてしまうことは少なくありません。
せっかくのお住まいの美観を損ねてしまう苔は、できるだけ目立たなくしたいものです。
外壁の色選びは、苔の発生を完全に防ぐことは難しくても、その目立ちにくさに影響を与えることがあります。
ここでは、苔が目立ちにくい外壁の色や、それ以外の苔対策についてご紹介します。
外壁の苔が目立たない色は?
グレー・ベージュ・ブラウン・グリーン系は苔に強い
外壁に苔が生えた際に、目立ちにくいとされる色はいくつかあります。
まず、グレー系の色は、苔の緑色とも馴染みやすく、汚れも比較的カモフラージュしやすい万能カラーです。
落ち着いた印象を与え、おしゃれな雰囲気を演出できます。
ベージュやアイボリーといった淡い色合いも、苔の色と近いため目立ちにくい傾向にあります。
特に明るすぎないトーンであれば、土埃や砂埃、カビなどの汚れも浮き上がりにくく、ナチュラルで温かみのある印象を与えます。
ブラウン系の色も、コケの汚れが目立ちにくく、落ち着いた雰囲気を保ちやすい色です。
赤土が舞いやすい地域などでは、特に有効でしょう。
グリーン系、特にモスグリーンやオリーブグリーンといったアースカラーは、自然の色と調和しやすく、苔の発生があっても目立ちにくいのが特徴です。
ナチュラルで優しい雰囲気を好む方におすすめです。
白・黒・明るい色は苔が目立ちやすい
一方で、白やクリーム色のような明るい色は、苔の緑色がはっきりと浮き上がって見えやすく、目立ってしまうことがあります。
同様に、黒や濃いネイビーといった暗すぎる色も、苔の緑色とのコントラストが際立ち、汚れが目立ちやすくなる傾向があります。
原色に近い明るい色や鮮やかな色も、苔だけでなく他の汚れも目立ちやすくなるため、注意が必要です。

苔対策を強化する外壁の色以外の方法は?
防藻・防カビ機能のある塗料を選ぶ
外壁の色選びだけでなく、苔や藻の発生を抑制する機能を持つ塗料を選ぶことも、苔対策を強化する上で非常に有効です。
最近では、防藻・防カビ効果に優れた塗料や、低汚染性・親水性を持つ塗料が多く開発されています。
これらの塗料は、苔や藻が付着しにくい性質を持っていたり、雨水で汚れを洗い流しやすくする効果があったりするため、外壁を長期間きれいに保つ助けとなります。
また、塗料の種類によっては「艶あり」のものが表面が滑らかで汚れがつきにくい傾向にあるため、検討してみると良いでしょう。
外壁材やメンテナンスも苔対策に有効
苔の発生を抑えるためには、外壁材の選択や日頃のお手入れも重要です。
表面がフラットで凹凸の少ない外壁材は、汚れや苔が付着しにくい傾向があります。
サイディングなどの外壁材は、デザインも豊富で比較的に汚れがつきにくいとされています。
さらに、定期的なメンテナンスも苔対策には欠かせません。
半年から1年に一度を目安に、外壁に付着した汚れや苔を洗い流すことで、美観を保つことができます。
部分的な汚れであれば、ホースの水で洗い流すことも可能ですが、全体的な汚れが気になる場合は専門業者に依頼することも検討しましょう。
また、外壁周辺の風通しを良くすることも、湿気を溜め込まず苔の発生を抑制するのに役立ちます。

まとめ
外壁に生える苔が目立ちにくい色としては、グレー、ベージュ、ブラウン、グリーン系が挙げられます。
これらの色は、苔の緑色と馴染みやすかったり、汚れ自体をカモフラージュしやすかったりする特徴があります。
一方で、白や黒、明るい原色系の色は、苔とのコントラストが強くなり、目立ちやすくなるため注意が必要です。
色選びだけでなく、防藻・防カビ機能を持つ塗料の選択、外壁材の特性、そして定期的な洗浄といったメンテナンスを行うことが、苔の発生を抑制し、外壁の美観を長く保つための鍵となります。