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ウレタン防水の膨れの原因と適切な補修方法を解説!

ウレタン防水の膨れの原因と適切な補修方法を解説!

ウレタン防水において、表面に膨らみが生じる「水ぶくれ」は、建物の寿命を縮め、深刻な漏水被害につながる可能性のある重大な問題です。
この現象は、様々な原因が絡み合って発生するため、適切な対処には原因の特定と的確な修繕が不可欠といえます。
今回は、ウレタン防水の水ぶくれに関する原因、適切な補修方法について解説します。

ウレタン防水の水ぶくれの原因

下地処理不良

ウレタン防水の耐久性を左右する重要な工程である下地処理が不適切な場合、水ぶくれが発生しやすくなります。
例えば、下地表面の清掃が不十分であったり、亀裂や凹凸を適切に補修せずに施工した場合、水分が浸入しやすくなり水ぶくれの原因となります。
また、下地は乾燥しており、清掃され、平滑で、亀裂や欠損が修復されていることが必要です。
さらに、これらが不十分な場合、ウレタン層と下地との密着性が低下し、水の浸入経路となります。

プライマー塗布不足

プライマーは、ウレタン塗膜と下地との密着性を高める重要な役割を担います。
プライマーの塗布が不足していたり、塗布方法が適切でなかったりすると、ウレタン塗膜と下地との間に隙間が生じ、水分が浸入しやすくなります。
そのため、塗膜の剥離や水ぶくれにつながる直接的な原因となります。
さらに、プライマーはメーカーの推奨量を遵守し、均一に塗布することが重要なのです。

ウレタン塗膜の劣化

経年劣化によってウレタン塗膜に亀裂や剥がれが生じると、そこから水分が浸入し、水ぶくれが発生します。
紫外線や雨風による影響を受けやすい屋外で使用されるウレタン防水は、定期的な点検とメンテナンスが不可欠といえます。
また、塗膜の劣化は、目視や触診で確認できます。
一方で、ひび割れや剥がれが見られた場合は、早急に補修が必要です。

防水層の破損

施工不良や外的要因によって防水層に穴が開いたり、破損したりした場合、雨水などが直接浸入し、水ぶくれを引き起こします。
これは、最も深刻な原因であり、放置すると建物内部への漏水に繋がる可能性があります。
そのため、破損箇所の発見には、綿密な点検が必要です。
加えて、専門家による点検も有効な手段といえます。

水ぶくれの適切な補修方法

部分補修で対応可能なケース

軽微な水ぶくれであれば、部分的な補修で対応可能です。
膨れた部分を切り取り、下地処理を施した後、新しいウレタン防水材を塗布します。
ただし、専門業者に依頼することが推奨されます。
なぜなら、適切な下地処理や防水材の選定、施工には専門的な知識と技術が必要だからです。

全面的なやり替えが必要なケース

広範囲にわたって水ぶくれが発生している場合、または、防水層全体の劣化が著しい場合は、全面的なやり替えが必要となる場合があります。
これは、費用は高くなりますが、長期的には建物の保護につながります。
また、全面的なやり替えを行うことで、建物の美観も向上させることができます。

応急処置の方法

緊急時の対処として、膨れた部分を針で軽く突き破り、内部の水分を抜く場合があります。
しかし、これはあくまで応急処置であり、根本的な解決には至りません。
早急に専門業者に連絡し、適切な補修を依頼しましょう。
放置すると、症状が悪化し、より大規模な補修が必要になる可能性があります。

まとめ

ウレタン防水に発生する「水ぶくれ」は、建物の寿命を縮める深刻な問題であり、原因の特定と適切な修繕が不可欠です。
主な原因には下地処理不良やプライマー不足、塗膜の劣化、防水層の破損などがあり、状況に応じて部分補修や全面やり替えが必要となります。
応急処置での対応も可能ですが、根本解決には専門業者による点検と補修が重要です。

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