タスペーサーとは?屋根塗装DIYの必須知識と使い方

屋根塗装の際に耳にする「タスペーサー」。
雨漏り防止に役立つと聞いてはいても、その具体的な使い方や種類、選び方まではよくわからない、という方も多いのではないでしょうか。
今回は、DIYで屋根塗装を検討されている方が、タスペーサーを正しく理解し、適切に使えるように、その使用方法を分かりやすくご紹介します。
雨漏りリスクを軽減するためのポイントや、注意点なども解説しますので、ぜひ最後までお読みください。
屋根塗装を成功させるための一助となれば幸いです。
タスペーサーの使い方を解説します
1: タスペーサーとは何か?その役割と重要性
タスペーサーは、スレート屋根の塗装において雨漏りを防ぐために用いられる縁切り部材です。
スレート屋根は、塗装によって屋根材同士が密着し、雨水が流れにくくなるため、雨漏りのリスクが高まります。
タスペーサーは、屋根材の間に隙間を作り、雨水がスムーズに流れる経路を確保することで、雨漏りを防止します。
これは、従来の手作業による縁切り作業に比べて、より効率的で確実な方法です。
2: タスペーサーの種類と特徴比較
タスペーサーには、主に01、02、03の3種類があります。
それぞれの特徴は以下の通りです。
タスペーサー01:通気性と溶剤耐性に優れ、強溶剤系の塗料を使用する場合に適しています。
毛細管現象を防ぐ特殊な形状も特徴です。
タスペーサー02:汎用性が高く、多くの状況で使用できます。
手で簡単に挿入できるため、DIYでも扱いやすいでしょう。
タスペーサー03:反発力が強く、屋根材や下地の劣化が激しい場合に適しています。
ただし、入手が困難な場合があります。
3: タスペーサーを選ぶ際のポイント
タスペーサーを選ぶ際には、以下の点を考慮しましょう。
使用する塗料の種類:強溶剤系塗料を使用する場合は、タスペーサー01が適しています。
屋根材の状態:劣化が激しい場合は、タスペーサー03が適していますが、入手可能性を確認する必要があります。
屋根の勾配:勾配が緩すぎる場合は、タスペーサーの使用ができない場合があります。
4: タスペーサーの施工手順4ステップ
タスペーサーの施工手順は、以下の4ステップです。
高圧洗浄:まずは高圧洗浄機で屋根の汚れを落とします。
タスペーサー01を使用する場合は、この段階で挿入します。
下塗り:下塗り材を塗布します。
密着性を高め、塗料の吸い込みを抑える効果があります。
タスペーサー挿入:下塗り塗料が乾燥したら、タスペーサーを屋根材の重なり部分に挿入します。
シングル工法とダブル工法があり、屋根材の幅によって使い分けます。
中塗り・上塗り:タスペーサー挿入後、中塗り・上塗りを行い、塗装を完了します。
5: タスペーサー使用時の注意点とよくある質問
タスペーサーは、下塗り後に挿入するのが一般的です。
シングル工法は屋根材の幅が60cmの場合、ダブル工法は90cmの場合に用いられます。
タスペーサーの挿入位置は、屋根材の端から10~15cmの位置です。
タスペーサーが抜け落ちたとしても、隙間があれば縁切り機能は果たしているので、必ずしも交換する必要はありません。
ノンアスベスト屋根材など、タスペーサーが使用できない屋根材もあります。

タスペーサーの使い方と屋根の種類
1: タスペーサーが適している屋根材
タスペーサーは、主にスレート屋根(コロニアル、カラーベストなど)に適しています。
これらの屋根材は、塗装によって屋根材同士が密着しやすいため、雨漏り防止のためにタスペーサーが有効です。
2: タスペーサーが不向きな屋根材とその理由
ノンアスベスト屋根材など、脆くて壊れやすい屋根材にはタスペーサーの使用は不向きです。
また、屋根の勾配が3寸勾配(約17度)未満と緩すぎる場合も、タスペーサーは使用できません。
3: タスペーサーを使わない場合の対処法
タスペーサーを使用できない場合は、塗膜カッターを用いて手作業で縁切りを行う必要があります。
これは、時間と手間がかかる作業です。
4: 専門業者への依頼を検討すべきケース
屋根の状態が複雑であったり、DIYに自信がない場合は、専門業者への依頼を検討することをお勧めします。
安全に、そして確実に作業を行うためには、専門家の知識と技術が不可欠です。

まとめ
今回は、DIYで屋根塗装を行う際に役立つタスペーサーの使い方について解説しました。
タスペーサーの種類、選び方、施工手順、注意点などを理解することで、雨漏りリスクを軽減し、屋根塗装を成功させることができます。
ただし、屋根の状態によってはタスペーサーが使用できない場合もありますので、状況に応じて適切な対応を行い、必要であれば専門業者に相談することをお勧めします。
安全で安心な屋根塗装を心掛けてください。
ご自身の判断に不安がある場合は、専門業者に相談することをお勧めします。
この記事が、皆様の屋根塗装の参考になれば幸いです。