外壁塗装の乾燥時間と雨の関係とは?雨の日は塗装できる?注意点も解説

外壁塗装を検討している方の中には、きっと「雨の日は塗装できるの。」「乾燥にどのくらい時間がかかるの。」と疑問に思っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
せっかくの外壁塗装、綺麗に仕上がってほしいですよね。
そこでこの記事では、外壁塗装の乾燥時間と雨の関係についてご紹介します。

□外壁塗装の乾燥時間はどう決まる?

外壁塗装の乾燥時間は、塗料の種類や性質、気温、湿度、塗装方法など、様々な要素によって決まります。

1:塗料の種類

外壁塗装には、水性塗料と油性塗料の2種類があります。
水性塗料は水で希釈し、油性塗料はシンナーで希釈します。
水性塗料は、油性塗料に比べて乾燥時間が短く、臭いも少ないのが特徴です。
一方、油性塗料は、耐久性が高いというメリットがあります。

2:気温と湿度

気温が高く湿度が低いほど、乾燥時間は短くなります。
逆に、気温が低く湿度が高いと、乾燥時間は長くなります。
一般的に、気温が5度以下で湿度が85%以上の環境では、外壁塗装の作業はできません。

3:塗装方法

塗装方法によっても、乾燥時間は異なります。
例えば、ローラーで塗装した場合と、スプレーで塗装した場合では、乾燥時間が異なります。
ローラーで塗装した場合、塗膜が厚くなるため、乾燥時間が長くなります。

4:乾燥の4段階

外壁塗装の乾燥には、指触乾燥、半硬化乾燥、硬化乾燥、完全乾燥の4段階があります。

・ 指触乾燥
塗膜に指で軽く触れた際に、塗料が指に付かない程度の乾燥状態。
塗装後1~2時間で到達します。

・ 半硬化乾燥
塗膜を軽く擦っても傷が付かない程度の乾燥状態。
塗装後数時間から1日で到達します。

・ 硬化乾燥
塗膜を強く擦っても傷が付かない乾燥状態。
塗装後約1週間で到達します。

・ 完全乾燥
塗膜の内部での硬化が完了した状態。
塗装後2週間から1カ月で到達します。

□雨の日に外壁塗装を行うとどうなる?

雨の日に外壁塗装を行うと、様々な問題が発生する可能性があります。

1:塗料が流れてしまう

雨の日に塗装すると、塗料が雨水で流れてしまい、綺麗に仕上がらないことがあります。

2:塗料の耐久性が低下する

雨水に含まれる成分が、塗料に悪影響を与え、塗料の耐久性を低下させることがあります。

3:乾燥時間が長くなる

雨や湿度の影響で、塗料の乾燥時間が長くなってしまいます。

4:塗料が薄くなる

雨水と塗料が混ざり、塗料が薄くなってしまうことがあります。

5:工期が遅れる

乾燥時間が長くなったり、雨天で作業が中断したりすることで、工期が遅れてしまうことがあります。

これらの問題を避けるために、雨の日は外壁塗装を避けるようにしましょう。

□まとめ

外壁塗装の乾燥時間は、塗料の種類や気温、湿度、塗装方法によって異なります。
雨の日は、塗料が流れてしまったり、耐久性が低下したり、乾燥時間が長くなったり、塗料が薄くなったり、工期が遅れたりする可能性があります。
外壁塗装を検討する際は、乾燥時間や雨の影響を考慮し、計画を立てましょう。