火災保険で外壁塗装できる?経年劣化と判断される事例と注意点

家の外壁の劣化が気になって、火災保険を使って補修したいと考えている方も多いのではないでしょうか。
「火災保険で外壁塗装できるの」
「経年劣化だと保険が使えないって本当」
そんな疑問をお持ちの方のために、火災保険が使える外壁の劣化と、経年劣化と判断される事例を解説します。

□火災保険が使える外壁の劣化とは?経年劣化と判断されるのは?

火災保険は、火災や風水害など、突発的な事故や自然災害による損害を補償する保険です。
外壁の劣化も、火災保険の対象となるケースがあります。

1: 自然災害や事故による損傷


火災保険が使えるのは、自然災害や事故による損傷が対象です。
例えば、台風による強風で外壁の一部が剥がれたり、雹が降って外壁に穴が開いたりした場合などは、火災保険で補償される可能性があります。

2:経年劣化による損傷


一方、経年劣化による損傷は、保険適用外となる場合が多いです。
経年劣化とは、年月が経つことによって自然に発生する劣化のことです。
例えば、外壁の塗膜が剥がれたり、ひび割れが発生したりするなどは、経年劣化による損傷と判断される可能性があります。

□火災保険を使って外壁塗装をする際の注意点

火災保険を使って外壁塗装をする場合、いくつか注意すべき点があります。

1: 免責範囲


免責範囲を超えないと補償の対象にはなりません。
火災保険には、免責金額というものが設定されています。
これは、保険金が支払われる最低限の損害額のことです。
例えば、免責金額が10万円の場合、損害額が10万円未満であれば、保険金は支払われません。

2: 火災保険の見積もり


火災保険の見積もりは、現状復旧の金額です。
火災保険で補償されるのは、現状復旧費用のみです。
現状復旧とは、損害が発生する前の状態に戻すことを指します。
そのため、現在の塗料よりもグレードの高い塗料を使用したい場合は、差額を自分で負担する必要があります。

3: 信頼できる業者選びが重要です。


火災保険を使って外壁塗装をする場合は、信頼できる業者を選ぶことが大切です。
悪徳業者に騙されて、高額な費用を請求されるケースもあります。

4: 見積もりを取る際の注意点もいくつかあります。


見積もりには、工事に必要な費用だけでなく、保険会社への申請費用なども含まれているかを確認しましょう。
また、契約内容をよく確認し、不明な点は必ず質問するようにしましょう。

□まとめ

火災保険を使って外壁塗装をすることは、経済的な負担を軽減できる有効な手段です。
しかし、経年劣化と判断される場合は、保険が適用されない場合が多いです。
火災保険を使って外壁塗装をする際は、免責範囲や現状復旧の範囲など、注意すべき点がいくつかあります。
信頼できる業者を選び、見積もりをしっかりと確認することで、安心して外壁塗装の計画を立てられます。