台風の時だけ雨漏りする原因と修理について解説!

台風シーズンが近づくと、住まいの安全が気になる方も多いのではないでしょうか。
特に、台風が来るたびに雨漏りが発生してしまうという方は、不安も大きいかと思います。

「なぜ台風の時だけ雨漏りするんだろう」
「修理費用はどれくらいかかるんだろう」
「自分で直せるものなのかな」

この記事では、台風による雨漏りの原因から自分でできる対策までご紹介します。

□台風時の雨漏りはなぜ?その原因をチェック!

台風が来るたびに雨漏りが発生してしまう原因は、いくつか考えられます。

1: 強風による影響


台風は、通常の雨の日とは異なり、強い風が吹き荒れるのが特徴です。
風速20m以上の風が建物を叩きつけると、雨水が建物内部に侵入しやすくなってしまいます。

・シーリングのひび割れ
・外壁のひび割れ
・屋根の防水材の劣化

これらの小さな劣化は、経年劣化によって建物のあらゆる箇所に発生し、台風時には雨水が侵入する原因となる可能性があります。

2: 下から吹き上げる風


台風の風は、強いだけでなく、下から吹き上げるという特徴も持ち合わせています。
この下から吹き上げる風によって、換気フードなどの通常雨に濡れることのない場所にも雨が当たり、雨漏りを引き起こすことがあります。

3: 短時間で降る多量の雨


台風は、短時間で非常に多くの雨が降ることが特徴です。
屋上やバルコニーの排水ドレンが詰まっていると、側溝に水が溢れ、通常なら水が当たらない位置のひび割れや部材の隙間などから水が浸入してしまいます。

□台風による雨漏りの修理費用相場と適切な対応

台風による雨漏りの修理費用は、原因や被害の程度によって大きく異なります。

1: 修理費用相場


部分的な補修であれば、5,000円から数10万円程度で済むことが多いですが、屋根や外壁の全面的な修理が必要となる場合は、100万円を超える場合もあります。

2: 火災保険の活用


台風による雨漏りの修理費用は、火災保険が適用される可能性があります。
火災保険は、火災だけでなく、台風などの自然災害が直接の原因である場合にも適用されます。
ただし、適用にはいくつかの条件があります。

・修理費用が20万円以下の場合
・経年劣化が原因の場合
・施工不良が原因の場合
・ソーラーパネルの設置や増築などのリフォームが原因の場合
・台風から3年以上経過している場合

これらの場合は、火災保険が適用されません。

3: 雨漏り修理を依頼する際の注意点


雨漏りの原因を特定するのは、専門知識が必要となります。
そのため、自分で修理しようとせず、専門業者に依頼することをおすすめします。

□まとめ

台風による雨漏りは、強い風や下から吹き上げる風、短時間で降る多量の雨などが原因で発生することがあります。
雨漏りの原因を特定し、適切な修理を行うことで、安心して過ごせるようになります。
修理費用は、原因や被害の程度によって異なりますが、火災保険や住宅瑕疵担保保険が適用される場合があります。