木造モルタルとは?特徴やメリット・デメリットやひび割れ対策を解説

築年数が経った木造住宅に住んでいる方は、家のメンテナンスに頭を悩ませているかもしれません。
特に、モルタル外壁のひび割れは、見た目の悪さだけでなく、雨漏りなどの深刻な問題を引き起こす可能性も秘めています。
この記事では、木造モルタル外壁の特徴やメリット・デメリット、ひび割れの原因や対策方法、そしてメンテナンス方法について解説します。
この記事を読めば、安心してモルタル外壁のメンテナンスを行えるようになるでしょう。

□木造モルタル外壁とは?

木造モルタル外壁とは、木造住宅の外壁にモルタルを塗って仕上げた外壁のことです。
モルタルは、セメント、砂、水などを混ぜて作ったもので、コンクリートと同じようなものです。
木造モルタル外壁は、昔は一般的な外壁材でしたが、近年では、施工が容易なサイディングボードやALCパネルなどに人気が移りつつあります。

1:メリット

木造モルタル外壁には、次のようなメリットがあります。
・耐久性が高い
・耐火性に優れている
・デザインのバリエーションが豊富

2:デメリット

一方で、木造モルタル外壁には、次のようなデメリットもあります。
・ひび割れが発生しやすい
・メンテナンスの手間がかかる
・重量が重い

□木造モルタル外壁のひび割れ対策

木造モルタル外壁のひび割れは、モルタル自体の収縮や経年劣化、地震などの外的要因によって発生します。
ひび割れを放置すると、雨水が浸入し、木材腐朽やシロアリ被害などの原因となるため、早めの対策が大切です。

1:ひび割れの原因

・モルタルの収縮
モルタルは乾燥する際に収縮するため、ひび割れが発生することがあります。

・経年劣化
モルタルは経年劣化によって強度が低下し、ひび割れが発生しやすくなります。

・地震などの外的要因
地震などの外的要因によって、モルタルにひび割れが発生することがあります。

2:ひび割れ対策

・目地を設ける
モルタルを施工する際に、あらかじめ目地を設けておくことで、ひび割れを抑制できます。

・Vカット補修
ひび割れにV字型の溝を掘り、コーキング材を充填することで、ひび割れを補修できます。

・塗装
モルタル外壁を塗装することで、防水性や耐久性を高め、ひび割れを予防できます。

□まとめ

木造モルタル外壁は、耐久性や耐火性に優れている一方で、ひび割れが発生しやすいというデメリットがあります。
ひび割れを放置すると、雨漏りなどの深刻な問題を引き起こす可能性があるため、早めの対策が大切です。
目地を設ける、Vカット補修、塗装など、適切な対策を行うことで、木造モルタル外壁を長持ちさせることができます。